外反母趾 足体操と靴に関して
外反母趾で悩んでいる女性は、5人に1人、男性は100人に1人はいると言われていますが、
しかし、痛みが出るまで外反母趾を認識しない人が、実はかなりおられるようです。
それに、現に外反母趾が気になっている人でさえ、多少の痛みは我慢してでもお洒落な靴を履いている方や、
また、外反母趾であるにもかかわらず、我慢できる間はついつい無理をされる方も多くいらっしゃるようですが、
軽症のうちにケアを始めることが早期の改善にも繋がりますよ。
元来、人間の足は5~10度程度、外側に反っているのが当たり前なのですが、外反母趾になると、
足の親指(母趾)が、外側(小指側)に曲がり、指の基の関節(中足趾関節)が飛び出て、
この親指の外反角度がひどくなると足が痛くて歩けなくなり、骨切と言われる外科手術が必要になる場合もあります。
尚、外反母趾の治療には、手術、装具療法、体操等の理学療法、テーピングなどがありますが、
治療方法を選択する上で重要なのは、外反母趾の程度やその状態を正しく把握することです。
原因が分からないまま治療などを行っても、その原因が排除されない限り外反母趾症状の改善は見込めません。
進行を食い止め予防をするためにも原因の除去が最も大切な対策と言えるでしょう。
外反母趾防止◆靴を脱いだら、足体操や足モミを!
家に帰り靴を脱いだなら足の疲れをとってあげましょう。外反母趾防止、
また軽度の外反母趾ならその痛みを和らげる為にも「足の体操」をリラックスした時に、
自分で足の指がほぐれたと感じるまでやってみましょう。また、東洋医学「ツボ療法」であるツボマッサージや足モミなども有効です。
ツボとは、東洋医学では「気血」というエネルギーが足の先から頭のてっぺんまで人体を縦横に通っている
この道筋を経絡(けいらく)と呼び、さらに、その経絡に点在している、エネルギーの流れが集まりやすいところを
ツボと呼んでおり、この気血が体内をスムーズに循環していれば健康ですが、この流れが滞ってバランスが
崩れると病気になると考えられています。
ですから、丁度足の先は気血の折り返し地点でもある反面、流れが溜まり、悪くなりやすい部分ともいえるのです。
≪足の体操テクニック≫
・足の指で柔らかいタオルやハンカチなどをつかんでは離し、またつかんでは離す動作を左右数回繰り返します。
・手でジャンケンをする様に、足の指をぎゅっと握ってグー、親指と人差し指を開いてチョキ、
全部の指を開いてパーの足ジャンケン動作を最初はゆっくり、慣れてきたらリズミカルに数回繰り返して下さい。
・足の筋を鍛える為に、真直ぐに立ち、まず足の指の腹で立つようにつま先立ちをし、
次に、かかとで立ってつま先を上げる動作を数回繰り返すことで健康促進に繋がりますよ。
≪ツボマッサージ≫
足マッサージの経験のある方は、足の裏をギューット押されて「ちょっと痛いけど、気持ちが良い」と感じられた事があると思います。
足の裏や甲にはたくさんのツボが集まっており、ちょうど反射区(反射帯)と呼ばれる、
人体と対応した部分が有り、足裏や甲のそれぞれのツボを押してみて痛いところは、対応する体の部分が悪いということなのです。
それとは逆に、肩が凝る、お腹が痛いなどの体のトラブルがある場合、それに対応するツボを押すことで、痛みを和らげて改善する、速効性があります。
・足のだるさをとる:5本の足指を内側へ曲げるとできる窪みの中、土踏まずの少し指寄りが湧泉(ゆうせん)というツボで、
このツボを両手の親指をそろえて十分に押しもみすると良いですよ。
・むくみをとる:長時間歩いたり立ちっ放しで働いたりして足がむくんでしまった時は、
へそから真上へ親指幅の分だけ上がったところに水分というツボがあります。
水分(すいぶん)というツボは、文字通り体から水分を排出する作用が有り、
むくみは体に水分が停滞している状態なので、このツボをやわらかく押してやると、むくみがとれてきますよ。
≪足もみのテクニック≫
足マッサージを行う時には、いずれも自分にとって一番気持ちが良い、と感じる方法で行って下さい。
構わないのだが、ここではそのやり方を紹介しよう。
足マッサージの方法としては、足裏を押す、揉む、それに加えて足指をねじる、足裏全体を叩く、こするなどの手法があります。
・ねじる場合は、足指をつまんで左右にねじるのですが、あまり強くねじりし過ぎると、爪や指の骨などを傷めてしまうので注意が必要です。
また、ねじりついでに足指を回すのも良いですよ。
福岡 整体 外反母趾 足もみ
- カテゴリ: 外反母趾症状記事
- 投稿日:2015.01.03
- 投稿者:ashiyubi-kingdom