外反母趾改善に効果のある運動とは
足の指を使えていますか?
足にはいくつもの細かい筋肉がついています。
それら一つ一つを使えていればベストですが、
なかなか正しく使えている人はいません。
足を調べる
足をグーにしてみてください。
手のコブシにあたる部分がボコッと突き出しますか?
またパーにしたときにきちんと5本の指が開きますか?
グーにしたときにベタッとして指の関節が突出しなかったり
パーにした時に指が上手く広がらなかったら要注意です。
また左右の足で比べてみてください。
どちらかの方が開きにくかったり
形が変わらなかったりしたらそちらの方の足が上手く使えていない証拠です。
また足の指を横から全体的に押さえて硬い方はありますか?
外反母趾の方の足は偏平足を伴うことが多く、
偏平足の方の足は横にベタッと広がって
います。指全体が幅広に広がっているということは足を
支えている筋力が低下していると言えます。
まずは自分の足を知ることから始めましょう!
そしてエクササイズをしていけば筋力はいくつになっても
戻っていくものです。これから書く内容をしっかり見て元の筋力をとりもどしましょう!
指の筋肉のバランスは大事
外反母趾で痛みがでるのは親指の付け根ですが、
実際に親指が悪くて痛みが出ているという事は意外と少ないです。
これは以外とお思いでしょうが、
指にあたった時の衝撃を受け止めきれずに
親指に痛みが出てしまうという方が正確です。
つまりクッションが硬くなってしまっているために、
親指に全負担がかかり痛みが出る状態が外反母趾の痛みの正体です。
ではそのクッションは何かというとそれが他の指の筋肉にあたります。
特に足の指の間の筋肉の硬さは直に親指に影響を与えます。
まずは筋肉をほぐしてやわらかくしてから
ストレッチやトレーニングをすると効果的です。
足のアーチを作る筋肉(このアーチが減少することで偏平足になります)
は重要です。
足先だけでなく、膝下や横から伸びてひっぱっている筋肉もあります。
前脛骨筋、後脛骨筋、長拇指屈筋、長指屈筋、母指内転筋、ヒ骨筋など
様々な筋肉が私たちの足を支えてくれているのです。
ほぐして動かす!
ほぐす
1足の裏の硬い部分を指圧するようにほぐします。
2足の指と指の間の筋肉をほぐして緩めます。
これは普段からほぐしておくと良いので気がついたら行ってください。
動かす
1足を縦に折るように曲げていきます。大きく全体を包み込むようにして
足の裏の筋肉を縮めるように曲げて行きます。
2横に曲げていく
今度は横方向に折り曲げるように折って行きます。
縦と横のアーチを取り戻せるようにしっかりと動かしていきましょう!
3指を動かす
指を床につけて、親指から一本一本反らすように動かしていきます。
隣の指を押さえて
目的の指だけが動くようにしていきます。
今度は逆に曲げるように動かして行きます。
全部の指が上手く動かせますか?
動きの悪い指は重点的に動かしてください!
すべての指が動くようになれば上手く足が使えるようになります。
これも時間を見つけてしっかりとトレーニングしていきましょう!
グーパー運動
足の指をグーパーするだけの運動ですが効果は高い運動です。
ポイントがあり
グーは指先だけでなく指の付け根からしっかり曲げるのがポイント
パーにするのは指を反らせるのではなく指どおしを横に開くようにするのがポイントです。
この運動も普段使っていない筋肉を使用するのでアーチを取り戻すのに有効な手段となります。
指の力を取り戻そう!
このように体操により指の力が入るようになってくると支える力と
負担を分散する力が戻ってきます。結果的に親指にかかっていた
負担が分散して指の痛みが軽減してきます。
わかりやすく言うとパンクしていたタイヤで走っていた車に
空気が入った状態です。
パンクした状態では走るとガタガタして車に負担がかかり
壊れる原因になるように
人間の足も同じで支える力がないと体にガタが来てしまうということです。
1歩ずつ
衰えた筋力はすぐに戻りはしませんが、
少しずつの努力で着実に回復していきます。
それは高齢になっても変わらないことです。
良く年の性という言葉を耳にしますが
いくつになっても体を回復させようという力はあります。
人によって差はありますがきちんと行えば結果に結びつきます。
足を本来の状態に戻して快適な生活を取り戻してください!
- カテゴリ: 外反母趾症状記事
- 投稿日:2016.06.14
- 投稿者:ashiyubi-kingdom