痛くて歩けない・将来寝たきりになりたくない!という方はまず読んで
外反母趾になったら痛いし、変形したら靴が入らなくなって大変!といわれることが多いですが、外反母趾になって進行していくとどうなるのか知っている方は少ないのではないでしょうか。
実は、外反母趾は足が変形するだけでなく、身体の様々なところに悪影響を及ぼす、かなり厄介な症状です。
今回は、自分が外反母趾なのか分からない方、痛みや変形があるが生活に支障がない程度で受診するべきか悩んでいる方に外反母趾が足以外で体にどのような影響があるのかを書いていきます。
痛みが出たら受診のサイン?
基本的に外反母趾の症状として変形の他に、痛みが出ることがあります。
特に親指の付け根の関節部分に痛みを感じることが多いようです。
これを「たまたま今日は長い距離を歩いたから」「普段と違う靴をはいたから」と放置していると、どんどん外反母趾が進行する可能性があります。
そのまま放置しておくと、親指の付け根の曲がった部分が靴とこすれて、赤く腫れて、「皮下滑液包炎(バニオン)」を引き起こす原因となります。
この状態になると靴を履いていると常に痛みを感じるようになります。
そうすると、足の親指の付け根が痛いことで、親指がうまく使えなくなることで、他の指の付け根部分が親指の付け根の代わりに体重を受けることになります。
この状態が続くと、足の裏にたこや魚の目ができてしまいます。
このたこや魚の目も痛みを伴うことがありますので、外反母趾の痛みなのか、たこや魚の目の痛みなのか分からなくなり、足に何箇所も痛い所が出てきます。
そうなると、足に体重を乗せると痛みが出て、日常生活や仕事にも影響してくるので、こうなる前に外反母趾を専門に診てもらえる治療院に受診されることをおすすめします。
足の痛みだけじゃない!併発する様々な悪影響
足の痛みが出てくるのも辛いのですが、それだけではありません。他にも様々な症状が併発します。
人間は無意識のうちに痛いところがあると、そこをかばってしまう性質があります。
例えばかかとがちょっと痛くなったら、あまりかかとに負担をかけないようにつま先立ちなどをして、痛くない姿勢をします。
コレは、誰もが経験したことがあると思います。
外反母趾になった場合も同様に、足の痛い部分をかばって歩いたり立ったりするようになります。
その影響で立ち姿勢・歩き方が悪くなり膝に痛みが出る、腰痛、頭痛、肩こり、噛み合わせの異常が起こることもあります。
更に、足の症状である足底筋膜炎や巻き爪・偏平足にもなります。
もっと大きな病気の原因となることもあります。
例えば頚椎ヘルニアや自律神経失調症、疲労骨折といった病気の原因にもなってしまいます。
また、歩きづらくなる・歩けなくなることにより、同じ筋肉ばかりを使うことにより、他の筋肉の低下が見られ、肥満になりやすいというイヤな影響にもなりえます。
肥満は高血圧や糖尿病などリスクが高い病気の原因になるもので、外反母趾によって肥満になり、他の病気になることは大げさかもしれませんが、実際になられた方がいますので気をつけたほうがいいでしょう。
足というのはわたしたちの身体を支えてくれる大事な部分です。
そこの異常は足そのものだけでなく、身体全体への影響が大きいということを知っておいてください。
まとめ
今回、外反母趾について話してきましたが、外反母趾になることで様々な併発症状が出ることが分かったと思います。
今読んでいるあなたが、親指の付け根が変形や痛みの症状が出ているなら、「早めに受診したほうがいい。」という気持ちになりませんでしたか?
外反母趾でお悩みの方は、近年増加傾向にあり、固い靴やハイヒールでの仕事をされる方が多くみられます。外反母趾は足の症状なので、痛いからずっと寝ている!ということはできませんよね。
そして、すぐに改善する症状ではありません。
なので、痛みや変形があればすぐに受診して、他の所に影響する前に治療をしたほうがいいですよ。
- カテゴリ: 外反母趾症状記事
- 投稿日:2018.07.10
- 投稿者:ashiyubi-kingdom