外反母趾に効く足裏エクササイズ
■自分の力で足指を動かし足裏筋を鍛えよう
扁平足を改善する「足裏エクササイズ」は、足指5本をしっかり使って
タオルを「握る」「持ち上げる」「離す」という3動作を行うだけ。
とってもシンプルですが、舟状骨を引き上げる筋肉をまんべんなく鍛えることができます。
X脚やO脚気味の人は、足指を動かそうとするとどうしてもひざが正面からずれて内側、
あるいは外側に動いてしまう傾向にあるので、常にひざが正面に向いているかチェックしながら行いましょう。
「握る」動作では、のべーっと伸びてしまっている長母趾屈筋と長趾屈筋を使って足底をぎゅっと縮めます。
「持ち上げる」動作によって、舟状骨を引き上げる後脛骨筋が働く。
弓をぐーっと引くようにして前脛骨筋を働かせることで、足のアーチを高くするようにタオルを持ち上げましょう。
続いて、タオルをぱっと「離す」と、母趾外転筋本来の「親指を開く」という働きを刺激できます。
右足で行いつつ、左足で、シワが寄ったタオルを元の位置に戻しながら、何回も繰り返しましょう。
それぞれの動きは丁寧に、一動作につき5秒は止めましょう。
最初は左右で10回から、目標は10回を3セットです。2週間、本当にこの回数をまじめに続ければ、
足のアーチが高くなり、偏った足指の骨の並びも修正され、扁平足が改善された、と実感できるはずです。
タオルの上にはペットボトルの重しを。500ml入りのものから始めて、2~3kgの重みでもできるのを目標に。
大変ですか?
でも、砂地を足裏でつかんで走り回るビーチバレーの選手は、7~8kgはいけますよ(笑)。
そのくらい、人の足裏には柔軟性や収縮力が秘められている、ということですね。
さて、ここからは外反母趾対策です。足指を開こうとしても開けない人は、
まずは硬くなっている母趾内転筋をほぐすことから行いましょう。
リハビリの現場でも、外反母趾の人にはこのマッサージを行っています。
母趾内転筋は、真横方向と斜め方向に走っているので、筋肉の流れに対して90度の角度から、
ぐーっと指でほぐしていきます。母趾内転筋が硬いと、「足裏エクササイズ」の最後の「離す」動作がやりにくいので、
まだ外反母趾になっていない人も、この筋肉ほぐしは行ってほしいですね。
マッサージする時間がないときは、親指と人差し指の間に硬く丸めたティッシュなどを挟んで、
親指の角度を正してからエクササイズを行うといいでしょう。
外反母趾の痛みを軽減するテーピングもマスターしましょう。薬局などのテーピング売り場にあるテープで、
固定用のものでなく伸縮性のあるものを選びます。
幅2.5cm(5cm幅のものであれば半分に切る)のものを使い、親指からかかとへ、小指からかかとへと2本で留め、
足指を開く方向にサポート。さらに、足裏に真横にテープをわたして、アーチを作りやすくする。
このようにテーピングをした上で歩いたり、足を動かすと、テープの伸縮性によってほどよく筋肉が刺激され、
痛みがラクになってきます。 足底がだるくなると、青竹踏みをしたくなりますね。確かに気持ちがいいのですが、
やりすぎはよくありません。青竹踏みは、伸びきった足底の筋肉群をさらに「伸ばす」方向に動かし、扁平足を強めるからです。
それよりもしっかり心がけたいのは、裸足で地面を踏みしめて歩くこと。
自宅で過ごすときは裸足になり、足底と足の指で踏ん張るように歩く練習をするといいですよ。
たまには公園の芝生や砂の上で、裸足で思いっきり駆け回るのもいいでしょう。
【ポイント】
足裏を鍛えて扁平足解消! 外反母趾も改善できる
扁平足を放っておくと、外反母趾の悪化のもとに。足裏を鍛えるエクササイズで予防、解消しよう。
外反母趾の場合はマッサージやテーピングで親指の向きを正したうえで、エクササイズに取り組んでみてくださいね!
福岡 整体 外反母趾 エクササイズ テーピング
- カテゴリ: 外反母趾症状記事
- 投稿日:2014.12.18
- 投稿者:ashiyubi-kingdom