最近外反母趾の痛みが増してきたあなたへ
痛みを我慢しているあなた
長いこと外反母趾で悩んでいる方。はじめはたまに出る痛みだったのがだんだんと酷くなり常時指に痛みが出ているという方。
靴を替えれば大丈夫だったのが今ではどんな靴でも傷みが気になるという方。外反母指はもう治らないからと諦めてはいませんか?
痛みを我慢して生活するのは辛いものですね。
しかしもっと良くないことがそのなかに隠れています。
歪みから歪みへ
人間は本能的に痛みをかばうという事をします。それにより痛みを和らげ日常生活をしやすいようにしているのです。これを反射と言います。
例えばお腹が痛いとき無意識に前かがみになりますよね。お腹を守ろうとして前かがみの姿勢をとるのです。
するとかばっている内に今度は曲げている背中が痛くなってきたりします。
これを内臓体壁反射と言います。いわゆるお腹をかばって背中が張るということです。
これは逆に体をかばった結果内臓が疲れたりするということも起きます(体壁内臓反射)
他にも体の痛い部分をかばって他の部分が痛くなることがあります。体壁体壁反射など。
人はかばうこと、歪むことで柔軟に対応しようとしているのです。簡単な歪みなら寝ることでリセットされてかばっていた負担も減りますが、
これが慢性化するとなかなかリセットされなくなります。
指から全身へ
外反母趾は足元で起こります。指に痛みが出て歩き方が変わったり、歪みが生じれば上の部分に影響がでます。
最近のマンションの問題ではありませんが、土台が歪むと上のほうも傾いてしまうのです。
そうなってくると足(指)だけの問題ではありません。上位の関節、膝、腰、肩、首などに負担がかかってくるのです。
足元は重要です。パンクした車で走っていたら車体にもガタガタと歪がでるのと同じです。
指や足の歪みが取れたことで長年の腰痛や肩こりが治ったというかたもいらっしゃいます。
ですから外反母趾ももう仕方がないからと諦めずに、きちんと良くして行く必要があるのです。
外反母趾は治るのか?
ではそもそも外反母趾は治るのでしょうか?安心してください、
外反母趾は多くの人がその痛みから開放されています。ただ状態によっては根気が必要であったり、
あまりに酷い場合は手術などが必要な場合もあります。
また痛みは軽減して行くのですが変形が酷くなってしまった場合はその形は戻らないこともありますのでご了承下さい。
このブログでも何度も取り上げているように外反母趾は足の筋力の退化によって起こります。
特に親指を曲げる筋肉を長いこと使っていないために地面をつかむ力が衰えてしまい、結果足が平たく開いて行きます(偏平足)
こうなると支えが効かなくなるので弱いところに負担がかかるようになります。
それが一番強く出やすいのが親指の付け根の部分なのです。
退化した筋肉を正常な状態にもどしていけば自然と痛みは消えて行きます。
踵をゆるめる
一番重要なのは足の指と指の間の筋肉のこわばりを緩めることです。これは前の記事を参考にしていただいて
指の間の筋肉を自分の指で少し強めぐらいにほぐしてあげてください。
最初は強い痛みやあざになることもありますが続けることで痛みも自然と引いてくるようになります。
もうひとつ本日お伝えしたいことがあります。人間は前かがみで作業をすることが多いのですがその際にまず初めに
負担がかかってくるのがどこかというと、それはふくらはぎになります。何故ならふくらはぎが一番下で
前に行こうとしている体全体を後ろにひっぱっているからです。
ですからふくらはぎが柔らかければそれだけ歪みに対する抵抗力もあがるというわけです。
今日はふくらはぎを柔らかくするために足首を回してみましょう!
ふくらはぎは踵の骨(踵骨)に付着しています。
ですので写真の様に踵を抑えながら足首を回してください。
硬いところを中心にアキレス腱の付け根のあたりまでまんべんなく回してください。
しばらく続けているうちにふくらはぎが先ほどより柔らかくなっているのを感じると思います。
後はアキレス腱を伸ばすストレッチも一緒に30秒ほど行うとなおさら効果的です。
バランスを良くして痛みの無い生活へ
歪みが無くなれば理論的には循環が良くなり、痛みや痺れが出にくくなります。どこかにある歪が体の離れた場所に影響を
及ぼしているかもしれないという事を覚えていたください。
そしてそれは原因が取り除かられれば必ず解決する問題だということも頭に入れておいてください。
何か不安な事や分からないことなどありましたらご相談もいつでもお待ちしています!
快適な生活を目指しましょう^^
- カテゴリ: 外反母趾症状記事
- 投稿日:2015.12.08
- 投稿者:ashiyubi-kingdom