外反母趾の原因の謎とは?
外反母趾は足だけの問題ではない!
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痛いのは足だけどと思われるかもしれません。しかし実際に多くの場合ほかにも原因があるです。
例えば足の硬さ。 外反母趾の方の足、特に膝下や脛は正常な足の方と比べて
明らかに硬いという点が見られます。この硬さは骨の硬さではありません。
筋肉や骨には膜がついています。この膜が硬くなったり引きつることで歪みや痛みが生じるのです。
なぜ硬くなるのか?
人の体は血液が細胞に栄養を運ぶことで回復して正常な状態で生活することができるのです。
たとえると血液やリンパなどの体の栄養を運ぶ川が、落石などの影響でせき止められると
下流に流れる水に影響するように、体液(血液)も流れがせき止められることで
足元まで流れにくい状態になってしまうのです。
そうすると当然栄養が運ばれなくなり、親指をはじめ足の指が硬くなります。
結果弱っている親指の先に痛みが出るという流れです。
せき止めているものは何?
ではなぜ血流が悪くなるのかという疑問が出てきますよね。それには様々な要因が考えられます。
まず内臓機能の低下により流れが悪くなる場合、人間の体は内臓が重要な部分を担っています。
心臓の機能が低下すれば押し出される血流に影響しますし、
腎臓が機能低下すれば水分の流れに関係します。
このように内臓の疲れから体液の流れの悪さ、かばって体が硬くなり、足が痛くなるという方もいます。
運動不足や睡眠不足
これも大事な要素です。外反母趾は足の指の退化とも言われていますが
使っていない部分は足が硬くなります。これにより流れが阻害されるパターン。
それから睡眠に関しては寝ている間に体を修復するのでこの睡眠の質が悪いせいで体が回復できずに
流れが悪くなるパターンです。
そのほか食事も影響します。悪いもの、お酒、カフェイン、
塩分などの取りすぎで直接内臓が疲労する場合もありますが、
悪いものが血液の中を流れて細胞そのものを硬くすることも考えられます。
以上のことから日常生活の習慣が体の流れをわるくするということが考えられるのです。
歪みと流れ
こういった日常生活の疲労が蓄積されてくると細胞が硬くなり結果歪みという状態を生み出します。
歪みは体を守ろうとしてできる防衛本能でもありますが、ひどくなると自分では戻しにくい状態になります。
ちょうどホースが踏み潰されて水が流れなくなるような状態、このホースを押しつぶしているのが歪みにあたります。
歪みを正す
歪みを正すために自分でできることはマッサージやストレッチです。
マッサージはあまり強めのマッサージはお勧めできません。体が硬くなることさえあります。
ただし硬くなっている親指付近の硬さは少し痛みが出るくらい強めに押しても大丈夫です。
指と指の間の筋肉をほぐすのがポイントです。
後は下肢のストレッチ。ここで重要なのはふくらはぎ、腿、お尻など主要な筋肉です。
ストレッチの基本は30秒は息を吐きながらしっかり行うこと
これ以下だと筋肉が伸び始める前に終わってしまうので意味がなくなってしまいます。
各ストレッチを3,4セットしてください。筋肉を意識して伸ばすのもポイントです。
流れがよくなると
稼動域が増えるのでやわらかくなります。すると負担のかかっていた部分の負担が減るので痛みが
少しずつ改善されていきます。まずは柔らかさ、柔軟性を取り戻しながら筋肉をつけていくことが大事なことです。
筋肉をつけるには足のグーパー運動や、痛みの無い範囲で歩いたりすることです。
歪みを正しながら歩かなければ負担にしかなりません。
歪みをとりながら本来の動きを取り戻していくことで痛みが消えてくるのです。
同時に食事、睡眠を
よい状態を維持することが次に大切なことになってきます。この状態を維持するためには
先ほど述べた食事や睡眠の質がかかわって来ます。
痛みと一見関係なさそうなこれらが実は一番大切な部分にあたります。
運動とマッサージに日常生活の改善を組み合わせることで
相乗的な効果を上げることができるようになるのです。
効果は人により変わりますが、続けることで動く範囲や立ちやすさなど
痛み以外の変化が先に現れると思います。地道な努力が必ず実を結びます。
しっかりとケアをして外反母趾を改善させていきましょう!
- カテゴリ: 外反母趾症状記事
- 投稿日:2016.06.02
- 投稿者:ashiyubi-kingdom