外反母趾と足のアーチ
外反母趾別名「バニオン」これは靴や歩き方
運動不足に遺伝などが原因と一般的には言われています。
足の指の形には大きく分けて3つあると言われています。
親指が他の指より長いエジプト型
人差し指が親指より長いギリシャ型
足の指の長さがほとんど同じ正方形型
日本人はエジプト型が多いようです。
このエジプト型は靴の中で親指が圧迫されるため外販拇指になりやすい
と言われています。そして外反母趾になると親指が外に突き出すのと同時に
横のアーチが崩れることで偏平足になってしまいます。
これがさらに痛みを悪化させる要因になります。
アーチは何のために存在するのか?
そらは負担を軽減させるためです。車で言う所のサスペンションの部分です。
つまりココが上手く働かないと、足の負担がさらに親指にかかり
痛みが増長するのです。
分かりやすく言うと原因はこのアーチの減少足の「退化」によるものなのです。
逆に言うと足の筋肉が使えてアーチが形成されればしっかりと足を使って歩くことが出来るようになり足全体に負担が分散されるため、今まで親指にかかっていた負担が減ります。結果痛みが軽減して行くというわけです。ですから手術と言う選択肢は一番最後に残しておいて、まずは足の状態を回復させる所から始めてみましょう!少ずつではありますが立ちやすさ、地面を蹴っている感覚、指の動かしやすさ、違和感の消失など、足の「変化」を感じていただけると思います。
ただ長年かかって消失してきたアーチを自分ひとりですぐに戻すのはなかなか大変だと思います。まずは硬くなってしまっている骨の周りの筋肉や靭帯を整体でしっかりと調整してほぐしていくと、無意識に足本来の動きがしやすくなってきます。この状態で足のトレーニングをお教えしますのでそれをご自宅でやっていただくと相乗効果で足の状態が改善方向へ向かって行きます。つまりトレーニングをしやすい状態へのサポート、お手伝いという風に考えていただくと分かりやすいかもしれません。
また同じ外反母趾でも人によって悪化させている原因が他にもあります。例えば、あるひとは立っている時右足にばかり体重をかけているので指だけでなく脛や腿が緊張していてそれが足の運びをおかしくして指に影響を与えているかもしれません。またある人は内臓の調子が悪いためにそれをかばって腰や背中が緊張しさらにそこから足に派生するという場合も実はあるんです。ですから足だけでなく、手や、首、内臓など思いもしない場所が引き金となって症状が出ている場合があるということを頭に入れておいてください。逆に言うと足が回復することで、長年の腰痛や肩こり、頭痛、顔の歪みまで無くなって行くこともあるのです。土台作りがとても大事だということです。
当院では足を中心に施術をしますが、全体の状態も見ながら足の状態を回復させていきます。そうすることでその場しのぎでなく根本改善まで持っていくことができます。今よりもより快適な生活を送るためのお手伝いをさせていただきます。以前のように気にしないで長い時間歩きたい、綺麗に歩きたい、好きな靴を履いて旅行がしたいなど様々な思いがあると思います。少しでもそういった方のお役に立てたら幸いです。
まずは一度ご来院いただいてからご不明な点はお気軽に御相談ください。その人の体にあったフォローをして行きます。
スタッフ一同心よりお持ちしております。
- カテゴリ: 外反母趾症状記事
- 投稿日:2014.12.10
- 投稿者:ashiyubi-kingdom