放っておくとヤバい!!見逃しがちな足の変形
今回は、「足の親指が変形しているけど、普段は痛みがない」という方にむけて書きます。
外反母趾にも種類があり、変形しているけど痛みがないパターンは外反母趾の中ではまだ初期段階ですが、コレをほって置くと、先々痛みや併発症状がでてしまい、後悔することになりかねません。
また、指が変形していると見た目も悪いですが、好きな靴が入らなくなることや靴選びが大変などといった支障が出てきます。
指が変形する原因
まず、変形する要因として考えられるのが、普段履いている靴です。
最近では、靴の種類が多く様々な靴が販売されていますが、外反母趾と言えば「ハイヒールを履いているから!!」というイメージの方が多いとおもいます。
次に、「体の姿勢の悪さや普段の生活での癖が原因で外反母趾になっているのではないか!」と言われます。
上記のことは、確かに外反母趾の原因になっていることが多いのですが、それ以前に大事なことがあります。
それは、(普段の生活で足をしっかり使えていないこと)です。
外反母趾で来られた方に歩いて貰うと、8割の方が間違った歩き方・足の使い方をされています。
足を正しく使えていないと
足の裏にはたくさんの筋肉や靭帯があります。
その中でも、親指の付け根にある靭帯は硬く丈夫にできており、そう簡単に変形はしない構造になっています。
しかし、その反面で歩く際や立つときに体重が1番乗るところで、体からの影響を受けやすいところです。
その為、親指の周りの筋肉や靭帯は他の指より大きく丈夫にできているので、硬くなったらなかなか簡単にはやわくなりません。
その為、親指周りには、たこや魚の目、巻き爪や痛風などの症状が出やすく、治りにくい症状が出やすくなっています。
よく聞くのが、外反母趾で来院して、併発して巻き爪や魚の目になっているケースです。
親指の症状で悩んである方は、大体同じところが根本原因になっていることが多くあります。
何が言いたいかと言うと、「足を正しく使えていないと様々な症状が出て、すぐに治りにくい症状ばかり!」ということです。
痛みがないなら早めに対処したほうがいい
今では、女性の半数以上が外反母趾の予備軍と言っていいくらい、硬い靴や底が高い靴を履く時代になりました。
福岡外反母趾センターでも、ここ最近、特に外反母趾でお悩みの方が来院されます。
そのうち8割以上の方が痛みが出てから来られる方が多いのですが、中には痛みを通り越してしまい、他の足に乗るほど変形している方もおられます。
ここで言いたいのが、「痛みがないからといってほったらかしにしないで、ひどくならないうちに手を打ってほしい!!」ということです。
仕事上、ヒールを履かないといけない環境の方やプライベートで足を綺麗に見せたいのでヒールを履くことがあるとおもいますが、それは仕方ないことなので普段から足の筋肉を使うことを意識して生活してみてください。
今からできる外反母趾を解消する方法
1、まず、足の指の筋肉を緩めることが重要です。
その為、クリームを手につけて足の指と指の間(骨間筋)を1つずつ縦にゆっくりスライドさせて撫でるようにほぐしていきます。
2、ボールを使った運動
ゴルフボールを使うのがベストですが、テニスボールでも構いませんので用意します。
そして、図で表したところを触ってみてください。
ここに、コリコリした部分、もしくは硬い筋があるとおもいます。
この部分をほぐしていくのですが、床にボールを置いてコリコリした部分に当てて、
足を丸めます。あとは、足でボールをゴロゴロ転がすだけです。
※(ここで注意点)
力を入れずに、いた気持ち良い位が調度いいです。
あまり力を入れてやると筋膜の炎症がおきて痛くなります。
まとめ
外反母趾は早期に治療をしないと、痛くなってからでは進行している場合が多く、治りづらくなっていることが多々あります。
また、外反母趾以外の症状も併発していることもあるので、まずは自分の足がどのような状態なのかを把握してみてください。
上記で述べた、外反母趾に有効なマッサージ・運動は今からでも始められるとおもいます。
ただ、魚の目や巻き爪などがあると痛くてできない可能性がありますので、様子を見てやられてくださいね。
自分でできる事は限られますので、「これ以上ひどくなりたくないな。」と思われるなら、早期に治療することをおすすめします。
もし、分からないことや少しでも当てはまることがあったなら、1度福岡外反母趾センターにご連絡ください。
- カテゴリ:外反母趾症状記事
- 投稿日:2018.08.31
- 投稿者:ashiyubi-kingdom